父の後ろ姿

 

ここは京都の真ん中。

私は中京区に生まれ育ち、仕事をしている父の後姿をずっと見ていました。

新しいことを考えては、いつも前向きにチャレンジしている姿、

たくさんの人の前で堂々と話をしている姿、

仕事仲間をとっても大切にしている姿、

染めているときの楽しそうな姿、

「おおきに」(京都弁でありがとう)を口癖のように言っている姿、

たくさんの後ろ姿を見てきました。

私にどこまでできるのかわかりませんが、私なりの精一杯で小さいところからコツコツとやっていけたらいいと思っております。

大きいことはできませんが、一歩ずつ前に進めれば良いとおもっております。

染めてはいつも思うのですが、お洋服を黒い染料の中に入れる瞬間はドキドキするもので、心の中で唱えます

「きれいに染まって喜んでいただけますように」。

そう思って、お客さんの喜んで頂いている姿を想像しながら染めております。

これからも、喜んでいただける染めをしていきたいとおもいます。

応援よろしくおねがいします。

 

五代目、馬場 麻紀