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黒紋付の染め上がるまで

1、白生地検品作業

白生地検品作業

染色前に白生地を入念に検査します。主なチェックポイントとして「織難」「スレ」「折れ」などです。
時間や気象条件などにより角度を変えてチェックします。

2、墨打作業

墨打作業

袖・身頃などの寸法を測り、振り分けをします。
この際、尺貫法に基づいて計測します。

3、紋糊置作業

紋糊置作業

紋の位置づけをして門糊置をします。紋糊けはもち米100%で作られた防染糊で、片面が防水紙、片面が糊面で、その糊面を生地の両面に張り付けて十分乾燥させて染色に入ります。

4、ミシン掛け・染ワク掛け

ミシンがけ

美麗に染め上げるため、ミシンに掛ける反数で生地の面側にむだ布をつけます。

染め枠がけ


ミシン掛け終了後に染めワクの針に1本ずつ掛けます。
この場合、反物の縮み具合を計算した上で、よく考えながら針に掛けます。

5、地入れ

地入れ

生地に付着している不純物を取り除き、染料の吸収率をよくします。
この場合、酵素を利用し、染色前に50℃~60℃ほどの温度で10分ほど地入れします

6、染色(黒染)

染色(黒染)

染色釜に染料を入れ、反物の目方、織組織によって温度・時間をコントロールしながら染色します。染色時間は物によって異なるが、25分~30分程です。染色温度は90℃~95℃です。

7、水洗

水洗

着用中に色落ち・色移りが無いようにするため水洗いが大変重要な工程です。水洗時には色止め薬品を使いますが、水質と水洗時間が一番のポイントです。
当社ではこの水洗に柳の水を使用しています。柳の水には染物に必要な鉄分が適当に含まれていて黒染に最適です。

8、紋糊取り作業

紋糊取り作業

充分に水洗した反物から紋糊を除去します。一度目に親指のつめを使って紋糊を落とし、二度目に織組織のかなに残っている糊を特殊な器で落として完全に除去します。